諦める理由がなかった
- 8月5日
- 読了時間: 5分

6月末に、沖縄へ行ってきました。
1週間ほど慶良間諸島の座間味島や阿嘉島に滞在して、
毎日海に入り、
珊瑚や魚たちに囲まれながら過ごす予定でした。

…だったのですが、
座間味島に到着したその日の夜、まさかの台風接近。
翌日には那覇へ戻ることになりました。
正直、かなりショックでした。
「ガーン!!もう終わり?」

※ショックでハゲました
そんな気持ちで、しばらく呆然としてしまいました。
でも、
「せっかくなら那覇を楽しもう。」
そうやって気持ちを切り替えてみることにしました。
ホテルのプールで泳いだり、毎日温泉に入ったり。
ずっと行ってみたかった美ら海水族館へ行ったり。
海や滝に入ったり、美味しいご飯を食べたり。
思い描いていた旅とは全然違ったけれど、
振り返ってみると、ちゃんと満たされている時間でした。

そして、その旅の中で一番印象に残ったのは、
ほんの些細な出来事でした。
ホテルのプールで、40年ぶりに平泳ぎを練習したことです。
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子どもの頃から避け続けてきたこと
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私は、平泳ぎが苦手でした。
というより、ほとんど泳げませんでした。
子どもの頃、学校のプールで周りのみんなより上達が遅くて、
息継ぎもうまくできなくて。
顔を上げるたびに水を飲んで、苦しくなってしまう。
その姿を笑われたこともありました。
その頃の私は、
「できるようになりたい。」
とは思えませんでした。
それよりも、
「人よりできないなら、やりたくない。」
そんな気持ちの方がずっと強かったんです。
だからそのまま、
平泳ぎは「やらないもの」になっていきました。
そして高校を卒業するまで、
プールの授業はズル休みし続けました。
まさか30年後の沖縄で、
自分から「やってみたい」と思う日が来るなんて、
本当に思ってもいませんでした。
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「蹴ると進む」を初めて身体で知った
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今回、泳ぎが得意な人と一緒だったので、
マンツーマンで教えてもらうことになりました。
最初は、顔を水につけるのも怖くて、顔は上げたまま。
自分では必死で平泳ぎをしているつもりなのに、
ほとんど前に進みません。
すると、
「まずはここを蹴ってみて。」
と言われて、
水の中で足を支えてもらいながら蹴ってみました。
その瞬間、
身体が、ぐんっと前へ進んだんです。
「あ、蹴ると進むんだ。」
そんな当たり前のことを、
私は初めて身体で理解しました。
その後も、
手と足のタイミングを頭で考えすぎてしまって、
何度もわからなくなりました。
何度やっても同じ失敗。
「私には無理かも…」って思いかける瞬間もありました。
でも、
「また同じミス」
とか
「顔をつけなきゃダメ。」
など
そんなふうに正解を押しつけられることはありませんでした。
私のペースに合わせて、
少しずつ。
何度でも。
同じことを繰り返しながら教えてくれました。
それから
途中で思い立って、
シュノーケリング用のゴーグルをつけてみると、
不思議なくらい自然に顔を水へ向けられるようになりました。

すると今度は、
頭で考えていた手と足の動きが、
自然につながり始めたんです。
水をかく感覚。
全身が連動する感覚。
少しずつ前へ進める感覚。
まだ息継ぎはうまくできません。
でも、
身体を大きく使って水の中を進むことが、
ただただ気持ちよかったんです。
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比べる相手がいなかったから、諦める理由もなかった
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今回、一番驚いたことがあります。
それは、
「できるようになりたい。」
と思っている自分がいたことです。
子どもの頃には、一度も湧かなかった気持ちでした。
どうして今回は違ったんだろう。
振り返ってみると、
その理由が少し見えてきました。
今回は、
比べる相手がいなかったんです。
誰かより下手ということが気にならない。
笑われることもない。
できないことを隠さなくてもいい。
だから、
純粋に自分の変化だけを見ていられました。
昨日より少し前へ進めた。
昨日より少し、水を感じられた。
その小さな変化が、
ちゃんと嬉しかったんです。
比べる相手がいなかったから、諦める理由もありませんでした。
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セラピストとしての学びも、きっと同じ
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今回改めて感じたのは、
人は安心できる環境があると、ちゃんと挑戦できるということ。
「できないこと」を責められず、
自分のペースで繰り返し挑戦できると、
身体は少しずつ応えてくれます。
そして、
誰かと比べることをやめると、
成長することそのものが楽しくなるということでした。
SpaWatでも、
「誰かより上手になること」
を目指すのではなく、
「昨日より少し身体を感じられた。」
「昨日より少し触れ方が変わった。」
そんな小さな変化を積み重ねていくことを大切にしています。
誰かより優れたセラピストになることよりも、
昨日の自分より少し成長できたことを喜べること。
そして、その過程そのものを楽しめること。
その積み重ねが、
気づいたときには大きな変化になっている。
きっとこれからも、
平泳ぎは少しずつ練習していくと思います。
誰かと比べるのではなく、
昨日の自分より少し前へ。
そんな成長を楽しめる自分でいたい。
沖縄での平泳ぎは、
旅の中では本当に小さな出来事でした。
でも私にとっては、
この旅で一番大きな気づきをくれた時間でした。
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明日のメルマガでは、
今回の体験から改めて感じた、
「できないことが、楽しくなる理由」
について、もう少し掘り下げてお話ししてみようと思っています。
もしよかったら、
メルマガでも続きを受け取ってもらえたら嬉しいです。





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