施術は、小さなセレモニー

「私は、どう生きたいんだろう?」
先日、ふとそんな問いが浮かんできました。
でも、すぐに答えが出てきませんでした。
そこで少し時間を取って、この問いへの答えを思いつくままに書いてみました。

心がおどる服を着る。
きれいな海に入る。
会いたい人に会いに行く。
…
50個ほど書き出した願いの中に、
「神聖な場を取りまとめている」
「女司祭のようなことをする」
「時々、セレモニーのような場を開く」
という言葉が出てきました。
これを見て、子どもの頃から神社の儀式やお寺の行事になぜか惹かれていたことを思い出しました。
そうした儀式を見ていると、
自分もあちら側に立ちたい。
儀式を執り行う側になりたい。
そんな憧れがありました。
どうしてなのかは、よくわかりません。
でも、今も惹かれる気持ちは変わらないようです。
━━━━━━━━━━━━━━━━
私にとって、施術は小さなセレモニー
━━━━━━━━━━━━━━━━

考えてみると、子宮バランスセラピーをしているときにも、私はそういう感覚を持っています。
クライアントが、普段外に見せている自分を脱いで、身を預けてくれる。
私に愛想よくする必要もなく、ただの自分でいてくれる。
そんなふうに始められると、最高のスタートだなと感じます。
私も、自分の状態を整え、祈り、
触れる瞬間には相手のエネルギーと調和するようにしてから手を置きます。
何かを起こそうとする意図を手放して、
透明になる。
媒体になる。
自分の感覚を言葉にするなら、そんな感じです。

相手の身体が自然に沈むところまで、開くところまでを、丁寧に感じる。
それ以上、踏み込まない。
自分の「こうしたい」が入り込んでいないか、点検しながら、淡々と施術を進めます。
施術中に、
身体の中を風が吹き抜けるような、
きれいな水が流れ出すような感覚になることがあります。
これは私自身の感覚ですが、
クライアントが似たような感覚を話してくれることもあります。
終わった後には、
神社にお参りしたときのような、
何かに一区切りがついたような感じがする。
私にとって施術は、
小さなセレモニーなのだと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━
儀礼が、治療として行われていた文化
━━━━━━━━━━━━━━━━
そんな感覚から、身体のケアと儀礼のつながりを調べてみました。
タイ東北部のプータイの人々には、「ヤオ」と呼ばれる治療儀礼があります。
精霊を招き、離れたと考えられる魂を呼び戻すなど、儀礼を通して病む人を支えようとする伝統です。
研究には、患者を励まし、安心させる語りかけも報告されています。
子宮バランスセラピーとは別の伝統ですが、私が心を動かされたのは、儀礼そのものが、人をケアする行いとして大切にされていたことでした。
そのことを知って、嬉しくなりました。
自分が施術に感じていたことと、どこかで響き合う気がしたのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━
技術と、儀礼としての在り方
━━━━━━━━━━━━━━━━

私は以前から、「私が治す」という考え方に違和感がありました。
相手の大切な領域に、踏み込みすぎてしまうような感覚。
身体の硬さを感じると、一方的にほぐそうとしすぎてしまう。
説明をしすぎてしまう。
時々、そうなってしまうことがあります。
そんなときに、私は踏み込みすぎたと感じます。
もちろん、身体に働きかける技術は大切です。
相手の状態を確かめ、解剖学も踏まえて、触れ方や圧を判断することも欠かせません。
前回のブログでも書いたように、私にとって子宮バランスセラピーの基本のシークエンスは、シンプルで、身体に馴染んだ流れです。
その流れを丁寧に行うことを、これからも大切にしていきたい。
そして、それと同じくらい、自分を整え、相手を迎え、触れる瞬間を大切にすること。
私はそこにある、儀礼としての意味も育てていきたいと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━
これからつくってみたい場
━━━━━━━━━━━━━━━━

舞ったり、音を鳴らしたり、
声を出したり
そんなことをしてみたい。
実はそんな思いがあります。
来年は、子宮バランスセラピーを、みんなで一緒に儀式のように行うイベントも企画しています。
まだ、形を考えている途中です。
「どう生きたいか」を書き出してみたことで、昔からの憧れと、今している仕事が、自分の中でつながりました。
私は、セレモニーのような意識でセラピーを行っていきたい。
そして、その感覚を分かち合える場も、つくっていきたいと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━
明日のメルマガでは
━━━━━━━━━━━━━━━━
「どう生きたいか」を書いているとき、いつもは数分でよそ見をしてしまう私が、どんどん次を書きたくなりました。
明日のメルマガでは、そのときに感じたことと、皆さんにも試していただける小さな時間をご紹介します。
参考資料:
\2日後《残席あり》/







コメント