頭では平気なのに、身体が反応するとき

大きな音に、必要以上に驚く。
強い口調で話しかけられると、言葉が出なくなる。
相手の足音や声色を、無意識に気にしてしまう。
その場では何も感じなかったのに、
あとになって身体が震えたり、涙が出たりする。
あなたにも、考えるより先に、身体が固まった経験はありませんか?
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頭ではわかっていても、
身体が先に反応する
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強い恐怖は、いつも「怖い」という自覚のある感情として現れるとは限りません。
頭では、今すぐ危険なことが起きるわけではないとわかっていても、
その場から動けなくなる。
声が出なくなる。
手足が震える。
周りの音が遠く感じられる。
相手の言葉が、頭に入ってこなくなる。
時間が止まったように感じる。
このように、考えるより先に身体が反応したり、感覚が変わったりすることがあります。
もちろん、同じ反応があっても、その理由は一人ひとり違います。
すべてを、過去の経験やトラウマと結びつけることはできません。
ただ、頭では「もう大丈夫」と思っていても、身体はまだ、身を守ろうと反応することがあるのだと思います。
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私にも、こんなことがありました
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先日、車で移動していたときのことです。
一緒にいた人と話している途中で、相手の声が大きくなり、勢いよく言葉が続きました。
その瞬間、私の身体は固まりました。
呼吸は、ほとんど息をしていないくらい浅くなっていました。
肩が上がり、胸が閉じて、手足にも力が入っていました。
寒気がして、頭の中は真っ白でした。
「怖い」と考えるより先に、身体が反応していたのです。
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身体に起きていることを言葉にした
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私の様子に気づいた相手が、話すのをやめました。
そして、
「身体に起きていることを、言葉にしてみて」
と声をかけてくれました。
私は、
息がしづらいこと。
肩が上がり、胸が閉じていること。
手足がうまく動かせないこと。
寒気がすること。
そのとき身体に起きていたことを、一つずつ話しました。
そうしているうちに、私は少しずつ落ち着いていきました。
心臓の鼓動が落ち着いてきた。
手足の指が動かしやすくなった。
肩の力が抜けてきた。
そうやって、身体に起きている変化も一つずつ言葉にしていくうちに、
「今、私は安全なんだ」
ということを、身体で感じることができました。
これは、
「身体感覚を言葉にすれば、恐怖を解消できる」
ということではありません。
このときの私には、相手が話すのをやめ、今の身体に起きていることを一緒に確かめられたことが、落ち着きを取り戻す助けになったのだと思います。
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知っていたのに、
自分の日常とはつながっていなかった
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私はこれまで、内臓デトックスを通して、腎と恐怖の関係について学び、施術にも取り入れてきました。
それなのに、車の中で身体が固まったその瞬間、
「これは、腎と関わる恐怖の反応かもしれない」
とは考えていませんでした。
そのときの私の中では、日常で起きた出来事と、内臓デトックスで学んできたことが、つながっていなかったのです。
今回、講座の内容を考えながら、日常で感じた不安や恐怖について振り返っていたとき、あの出来事を思い出しました。
そして初めて、
「私自身も、知識として知っていることと、日常で自分に起きていることが、つながっていなかったんだ」
と気づきました。
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内臓デトックスで考える「腎と恐怖」
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内臓デトックスは、中国の気功をもとにした施術です。
内臓へのマッサージに加えて、音や色なども使いながら、気の流れを整え、滞っている感情エネルギーを浄化していくという考え方があります。
その中で腎は、生命力や深い恐怖と関わる場所として扱われます。
これは、
「怖がっているから腎臓が悪い」
「身体が固まるのは、腎臓に問題がある」
と判断するためのものではありません。
自分の身体に起きている反応や、そのときの感情を、これまでとは違う角度から見つめるための、一つの視点です。
「腎は恐怖と関係する」
と知識として覚えることと、
「私は大きな声を聞いたとき、呼吸が浅くなり、身体を固めている」
と自分の体験に気づくことは、同じではありません。
学んだことを日常の体験と重ねたとき、知識が少しずつ、自分や目の前の人と向き合うためのものになっていくのだと思います。

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身体が固まったことに気づいたら
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身体が固まっていることに気づいても、すぐに原因を探したり、無理に過去の感情と向き合ったりする必要はありません。
まずは、可能であれば、怖さを感じる状況から少し離れること。
目を開けて、周りを見て、今いる場所を確かめること。
足の裏が床に触れている感覚や、身体が椅子に触れている感覚を確かめること。
一人で抱えず、安心して話せる人に伝えること。
身体が強く反応しているときは、「なぜ?」と掘り下げることよりも、まずは今の自分が少しでも安全だと感じられることを優先した方がいいでしょう。
反応が長く続いたり、日常生活に大きな影響が出たりしている場合は、医療や心理の専門家に相談することも大切です。
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知識と技術を、日常につなげる
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10月17日の内臓マスター講座では、腎臓・膀胱・生殖器について学びます。
内臓の位置やマッサージの方法を覚えるだけではなく、
腎と恐怖には、どのような関係があると考えられているのか。
マッサージや音、色をどのように使うのか。
実際に施術を受けたとき、自分の身体や気持ちに何を感じるのか。
施術し合いながら、体験を通して学んでいきます。
学んだことを、講座の中だけで終わらせない。
日常で自分に起きている感情や身体の反応と、少しずつ結びつけていく。
今回の講座を、そんな時間にしたいと思っています。
内臓デトックスの面白さは、頭で仕組みを説明できなくても、身体や気持ちに変化が起きることがあるところです。
明日のメルマガでは、私がマニ先生から腎臓の施術を受けたあと、なぜか一人でジュゴンを見に行った日のことを書きます。






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